渕真悟さんの『・・・特許入門・・・』
カテゴリ:コラム投稿日:2015年5月13日
渕 真悟さんの
「できる技術者・研究者のための特許入門 元特許庁審査官の実践講座」 (KS科学一般書) をご紹介します。
知財部門ではなく技術者・研究者向けと謳っており、前半では特許の基礎的な内容を解説しています。
後半(4章以降)では特許出願等の経験がある人向けに、審査官の経験も踏まえた説明とアドバイスを与えています。
この種の書としてはめずらしく、先行技術文献調査(特許調査)のやり方について1つの章を割き(第6章)、Fタームを駆使した検索方法を解説しています。
調査ツールとしては特許電子図書館(IPDL)を使った説明になっています。
IPDLは今年3月に終了して新たな特許情報提供サービス「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」に変わっていますが、よく似た部分も多いので適宜HELPを参照すれば、使いこなせると思われます。
自分のアイデアが過去に無かったかどうか自分で確かめたいエンジニアの皆さまにはお薦めの一冊です。
以上
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