【関西だより】京都・城南宮のしだれ梅と椿まつり
京都の城南宮(じょうなんぐう)で、2月18日~3月22日の期間「しだれ梅と椿まつり」が開催されました。お庭には150本のしだれ梅があり、咲き始めから花びらが舞う頃まで、花の移り変わりを楽しむことができます。今年は昨年に比べて梅の開花が遅く、3月中旬に満開の見ごろを迎えました。
城南宮は京都の南に創建された「方除(ほうよけ)の大社」であり、新緑の頃には「曲水の宴」が行われることでも知られています。
訪れた日は雨の降りそうな肌寒い週末でしたが、ほのかな甘い香りがただよい、薄紅色や白のしだれ梅が並ぶ風景はとても幻想的で、その華やかさに多くの人が感嘆の声を上げていました。


また、参道やお庭には150種類・約400本の椿が植えられており、「城南宮の椿図鑑」として、さまざま品種がホームページで紹介されています。
特に、しだれ梅が満開の時期は、『しだれ梅と落ち椿』の景色も楽しむことができます。



限定販売 松甫堂の椿餅
参道では松甫堂の椿餅(つばきもちい)が販売されており、この時期のみの城南宮の名物として、多くの方が買い求めていました。白玉椿に似た可愛らしい餅菓子で、椿の葉で上下がはさまれています。こし餡がはいった白い道明寺は、もちもちした触感でとても美味しく頂きました。

城南宮は、近鉄電車または京都市営地下鉄の竹田駅から徒歩15分程度です。
最寄りの竹田駅以外に、平日は京都駅からもバスがあるようです。詳細はHPをご確認ください。
◆城南宮 〒612-8459 京都市伏見区中島鳥羽離宮町7番地