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  • 【関西だより】大阪・もみじで有名な箕面大滝

    日本の滝100選に選ばれている「箕面大滝」(みのお おおたき)は、阪急電鉄の大阪梅田駅から電車で約30分、緑豊かな府立箕面公園のなかにあります。

    最寄りの箕面(みのお)駅から「箕面の滝」までは歩いて約40~50分です。遊歩道は「滝道」として整備されており、ベビーカーを押す家族や犬の散歩をする人など、滝から流れる小川に沿って景色を楽しみながら歩くことができます。

    宝くじ発祥の寺「瀧安寺」

    滝道の途中にある箕面山 瀧安寺(りゅうあんじ)は、日本で最も古い修行地の一つで、日本最初の弁財天が祀られています。毎年十月十日に実施される富くじ「箕面籤」は四百年前より続いており、宝くじ発祥の地としても知られています。

    (箕面山 瀧安寺)
    (正面:本堂 弁天堂)

    箕面の滝

    落差33メートル、その流れ落ちる滝の姿が農具の「箕」に似ていることから、箕面大滝と呼ばれるようになったそうです。例年11月中旬から12月にかけては周囲の紅葉が見ごろとなり、真っ白な滝と真っ赤な紅葉を楽しめるスポットとして、多くの人が訪れます。

    (箕面の滝と「滝見橋」)

    今回は秋が訪れたばかりの時期で、滝から飛んでくる細かな水しぶきは、自然のミストとなり、ここまでの道のりの疲れを癒やし、スッキリした気分となりました。滝の周囲には茶屋や無料の休憩場所があり、持参のお弁当を広げるなど皆さん思い思いに過ごされていました。

    箕面の名物「もみじの天ぷら」

    滝に向かう道沿いには、箕面の名物である「もみじの天ぷら」を販売している店が並んでいます。

    箕面公園は紅葉の名所として有名ですが、イロハモミジやオオモミジという種類が大半です。

    天ぷらには一行事楓(いちぎょうじかえで)という種類の葉が使われ、色づいた葉を一年間塩漬けにする下準備が必要です。店先では、塩抜きをした葉に一枚ずつ衣をつけて揚げる様子を見ることができます。香りに誘われ、甘く香ばしいもみじの天ぷらを味わいながら歩く人も見かけました。

    (もみじの天ぷら)

     「もみじの天ぷら」は商標出願されており、【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】第30類:揚げ菓子、で登録されています(商標登録第5522816号)。

    (J-PlatPat 商標出願・登録情報より)

     ◆箕面大滝 〒562-0002 大阪府箕面市箕面公園2-2 (大阪府営 箕面公園内)